新型フリードのセキュリティを取り付けする方法について、詳しく解説しています。
フリードセキュリティの取り付け[1] >> フリードセキュリティの取り付け[2]
15分に1台、クルマが消えています。
警察庁の発表では、2009年度1年間に35000台余りの車輌盗難届けが出されています。実に15分に1台が持主の前から消えているのです。
被害の上位はやはり高級車ですが、半面車上荒らしは車格に関係なく大切なオーディオ・ナビ・CDやDVD等が忽然と消えるのです。
人目に付きやすい場所に、車内には何も置かず駐車する、いつも出来れば問題無いのですがそうも行かない場合にセキュリティシステムを併用しましょう。
犯行の5~10分間を音と光で周囲に異常を知らせる様にすると防犯率は上ります。
そしてこれを自分で、がこの項のテーマです。
御自分の愛車にはセキュリティシステムが装備されている事を周囲にアピールする事が重要です。
ここで御紹介する装着手順はあくまでも個人的にインストールしてみようと思う方へのデータの提供です。
プロの作業は本体やコードがどこにあるか分らない様にするのはもちろんコードの接続には必ずハンダ付けで導通不良を起こさないのは当然です。
ただ、セキュリティーシステムといえども確実に配線さえ出来れば、個人レベルでもちゃんと作動してくれるものですからナビやフォグランプ、ホーンをDIYで出来る方なら大丈夫です。
その点を踏まえて、是非トライしてみて下さい。
(ここでの写真と作業はFREED(フリード)で行っています。車種によりセキュリティの取り付け形態が違うことをご了承ください。)
1、まずはドアステップに保護テープを貼り、キズ防止の準備です。(デモカーは撮影の為、前席シートを外しております)
2、デモカーのフリードはダッシュボード右角のパネル奥に配線が集約されますので、作業がし易い様にパネルを外します。下に指をかけリヤ方向に引張ると外れます。
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4、外したパネルの裏にカプラーが固定されていますのでフリーにします。
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6、今回はセキュリティの動作確認LEDを先に外したパネルの内のメクラ蓋に固定しますので外しておきます。裏側からツメを押え込んで表面へ押し出します。
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8、右角のドリンクホルダー部も外してしまいます。下からドリンクホルダーの底に手を添え、上に押し出します。飛び出さない様に上から手を添え、強目に押上げます。
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11、最初に外したパネルの奥にヒューズBOX一体の集中コントロールBOXがあるのが見えます。
挿絵Ⅰの①の場所に画像で指をさしている薄緑色の6pinカプラーがありますので、引き抜きます。
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13、リモコンドアロックの信号線を接続しますので、絶縁テープを根元までめくります。
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16、ハーネスの束からカプラーまでの間の中央部分で、桃色・黄色共に切断します。
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19、切断した桃色・黄色の4本に、それぞれ製品からの4本を圧着端子で確実に接続してゆきます。
コードの端から約10mm程で芯線を露出させ、圧着端子の中央部へ向け差込み、圧着ペンチで確実に挟み込み固定します。
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21、切断した桃色線の車輌側と製品からの白線、カプラー側と製品からの橙線、
切断した黄色線の車輌側と製品からの白/黒線、カプラー側と製品からの橙/黒線をそれぞれ圧着端子で接続します。
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24、それぞれの線位置と線色は画像の通りです。
25、各端子部に無理な引張りがない様にまとめ絶縁テープで束ねます。
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27、挿絵Ⅰの②の大型49pin緑色カプラをロックを解除して引出します。
向って左側のツメを内側に押込みながらその回りを引き起こすと、図30の様に外れて来ます。
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31、分岐タップ(白)の使い方です。
配線が収まる溝の先にコード止まりがある方(図中○で囲んだ部分)に製品からのコード端を合わせ・・・
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33、本体を折り重ねて、プライヤーでしっかりと挟み込みます。
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36、挿絵Ⅲのカプラーの内の、青色と白色のコードに製品からの茶色線2本をそれぞれ分岐タップで接続します。
これで動作確認、ドアロック・アンロック時にハザードが点滅します。
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40、次はドアトリガー信号の取出しです。各ドアが独立して半ドア時に異常を感知する様信号を拾い出します。
挿絵Ⅲの同じカプラー内3本に製品からの青線(先が三ツ又に分かれ、それぞれにダイオードと・・・
41、・・・分岐タップ(白)が既に組み込まれているコードを接続します。
42、合計5本の接続が完全に終了した後、カプラーを元に戻します。
外した手順の逆に進めて下さい。
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44、コントロールユニットの右側(フェンダーの内側)にボディアースの集中部が見えますね。
このボルトに、製品からの黒線を共締めします。
45、製品本体への常時+電源の供給です。
コントロールユニットの右下に少し太目の水色のコードがあります。
46、製品本体からの赤色線(途中にヒューズBOXがある線です)と、車輌側水色線を分岐タップ(茶)で接続します。
少し形状は違いますが先程の分岐タップ白と同様、片方は貫通していません。こちらに製品からの赤色線を奥までしっかり差込みます。(図47)
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48、反対側の溝を指先で少し広げ車輌側の水色線を挟み込みます。中央の金属部分をプライヤーで奥まで完全に(図49)締め込みます。
この時、金属部を通してプライヤーに+電気が流れますのでプライヤーとボディー等の金属部が触れない様注意して下さい。
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50、金属部が完全に埋ったらカバーをします。
51、”カチッ”とロックが掛かるまで押込みます。
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