プリウスのシートカバーを取り付けする方法について、詳しく解説しています。
1、まずはじめに、同封されている取り扱い説明書をご確認いただき、パーツリストを参照の上、内容物のご確認をお願いいたします。加工・取り付け後のクレームにはお応えいたしかねますのでご容赦ください。
2、 車輌のフロントタイヤが直進状態であることを確認し、水平な場所に停車してパーキングブレーキを引き、輪留めを確実に行ってください。
3、 車種によっては、イス下部の隙間が狭く、作業しにくい場合もございます。また、シートレール付近やシートの裏側部分などには、鋭利な部分がありますので、作業中ケガをしない様十分に注意してください。
(ここでの写真と作業はPRIUS 品番:002 で行っています。車種によりシートの取り付け形態が違うことをご了承ください。)
1. シートカバーの取り付け作業は素手でも可能ですが、手(特に爪と指の間)がかなり痛くなりますので、取り付け前に手を保護できて滑りにくいものを準備することをお勧めします。今回はその一つの方法として指先にテーピングを施す方法で行います。
2. まず、親指の先端をカバーする様にテーピングします。
3. 指先から付け根に向かって巻いていきます。2~3回程度巻きます。親指のテーピングが完了です。
4. 他の指も同様にテーピングしていきます。左右の手の指先全部にテーピングを施します。これで取り付け前の準備が出来ました。
6. 写真のように両サイドの部分を持って、少しずつ左右均等に被せてください。(ゆっくりと被せていってください。あまり力を入れすぎますと縫い目の部分から破ける可能性があります。)
7. ヘッドレスト部分のシートカバーは、フィッティングを高める為、非常にタイトに設計されています。取り付け難い場合は、ヘッドレスト本体を押しつぶす様にしながら少しずつ被せてください。
8. 繰り返し、カバーを下まで手繰って、被せてください。
9. ヘッドレストを座席から一旦取り外します。
シートカバーの切り抜き穴をシャフトに合わせます。
写真の上側が、A.板状プラスチックフック。
下側が、B.かぎ状プラスチックフックです。
10. AをBの方向に引っ張って、Aの板状フックを内側に折り返し、Bのかぎ状フックの溝に差し込んでいきます。(端から徐々に入れると入りやすくなります)
11. 挟み込み部分からはみ出した生地をヘラなどを使って中に押し込みます。シワにならない様にきれいに押し込みます。(今回の作業では、ヘラを使って作業していきますが、ヘラ以外の代用品でも作業は可能です。ですが、先が鋭利になっているものや柔らかいものは作業に適さないのでご使用はひかえてください。)
12. ヘラなどを使ってフックからはみ出した部分を丁寧に中に押し込みます。
13. 板状フックがかぎ状フックにしっかりと挟み込まれた状態です。(この時、ヘッドレストがカバーにきれいに入っていないと収まりません。再度、しっかり被せられていることを確認してください)
15. 背もたれカバーの下部の左右を持って被せていきます。
16. フィッティングを高める為、非常にタイトに設計されているので、少しずつ左右均等に力をかけながら下ろしていってください。シートカバーを下までしっかりと被せ込みます。 (それ以上、下までいかないので、ヘッドレスト台座部分を取り出してから、また下まで被せてください。)
17. ヘッドレストの台座部分を穴から取り出していきます。角から少しずつ落とさないと生地が破れます。ご注意ください。
18.
19. 右側台座の一方の角から少しずつ生地を伸ばす様にヘラを使用し、生地を伸ばしながら台座の下に押し込みます。
20.
21. 右側の台座を取り出した状態です。
22. 左側の台座も同様に穴から取り出します。両方の台座を取り出した状態です。
23. シート背もたれ左右の端とシートカバー左右の端を合わせていきます。
24. 背もたれ全体を合わせていきます。
25. 背もたれ下部の余白部分を広げて…
26. 余白部分を背もたれと座面の隙間に押し込んでいきます。
27. 背もたれの角度を動かしながら行うと比較的容易です。指を差し込んで、更に余白部分を全て後ろ側へ押し込みます。
28. シートの後ろから、シート背もたれ部分下部のカバーが固定されているフェルト部分を外します。
29. フェルト部分を外してフリーな状態にしておきます。
30. 写真の矢印のようにフェルト部分を外側に折り曲げ、上部に持ち上げます。折り曲げたフェルト部分を背もたれ後ろ部分の隙間に押し込んでいきます。
31. シワにならない様に平らに押し込みます。
32. 元のフェルトを押し込めた状態です。
33. 元のフェルト部分が後ろ背もたれの中にきれいに押し込めたら、前側から押し込んだカバーの余白を引出していきます。
34. コードを逃がします。
35. 引き出した余白の大きい部分と右側の余白のマジックテープの(メス)と、背もたれのマジックテープ(オス)を留めます。(二人で作業を行うと楽です。一人は隙間から出る生地を上に持ち上げ、もう一人は背もたれの生地、マジック部分を下まで引っ張りながら留めます)一気にはきれいに留められないので、まず一部だけ留めて、少しずつずらしていくのがお勧めです。
36. きれいに貼り付けた後です。
38.
39. カバーの縫目とシートの角を合わせる様にしっかりと被せたら、余白部分を押し込んでいきます。
40. 背もたれカバーと同様、余白を背もたれと座面の隙間に押し込み、後ろへ少しずつ押し込みます。
41. 後ろから余白部分を引き出します。
42. 右端の小さい余白部分も引き出します。
43. 座面カバー下側に付いているシートカバー固定用のマジックテープをシートの下に通します。
44. シートカバー固定用のマジックテープを座面の下から後ろに回します。
45. スライドレバーの上に通してください。
46. 座面後ろ側からマジックテープを引き出します。座面後ろにはテープを通すバックルがあります。
47. マジックベルトをバックルの穴に通します。
48. 左右ともバックルの穴に通します。
49. マジックテープを折り返します。折り返したマジックテープを貼り合わせて固定します。
50. 切り込みでコードを逃がして、右側の小さい余白部分についているマジックテープを貼り合わせて固定します。
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